-採用面接に関する基本ルール-
1.目的
本ルールは、当社が実施する採用面接、会社説明会その他の採用活動において、求職者等の人格及び尊厳を尊重し、公正かつ適切な採用選考を行うとともに、求職者等に対するセクシュアルハラスメントその他の不適切な言動を防止することを目的とする。
当社の役員及び従業員は、採用活動に関与するにあたり、求職者が当社との関係において弱い立場に置かれやすいことを十分認識し、節度ある言動を徹底しなければならない。
2.適用範囲
本ルールは、次に掲げる採用活動等に適用する。
① 新卒・中途・パート・アルバイト等の採用面接
② 会社説明会、職場見学、採用イベント
③ インターンシップその他採用に関連する活動
④ 応募者との電話、メール、オンライン会議、SNS等による連絡
⑤ その他、当社の採用に関連して求職者等と接触する場面
3.基本原則
採用面接等に携わる者は、次の事項を遵守する。
(1)人格・尊厳の尊重
求職者を採用する側・される側という関係のみで捉えることなく、一個人としてその人格及び尊厳を尊重する。
(2)公正な選考
採用の可否は、本人の適性、能力、経験、職務遂行能力等、募集する職務に必要な事項に基づいて判断する。
(3)ハラスメントの禁止
求職者に対するセクシュアルハラスメントその他人格を傷つける言動を行わない。
(4)立場を利用した言動の禁止
面接担当者等は、採用・不採用の判断に影響を与え得る立場を利用して、求職者に私的な要求、誘いその他採用活動に必要のない働きかけを行わない。
4.面接時に質問してはならない事項
面接担当者は、職務上必要な場合を除き、次のような質問を行わない。
・本籍地・家族構成・宗教・支持政党など採用業務との適性・能力とは関係のない個人情報
・恋人、交際相手の有無
・結婚の予定、結婚願望
・妊娠・出産の予定や希望
・「結婚しても仕事を続けるのか」等の質問
・容姿、体型、服装等についての性的な発言・評価
・性的指向、ジェンダーアイデンティティに関する質問
・性的な経験や私生活に関する質問
・その他、性的な内容を含む質問・冗談・からかい
また、セクシュアルハラスメントに限らず、求職者本人に責任のない事項や採用選考に直接関係しない事項について、必要性なく質問しない。
5.面接場所・実施方法
採用面接等は、原則として会社が指定した事業所、会議室、オンライン会議システムその他会社が承認した場所・方法により実施する。
次の方法による面接・面談は、原則として禁止する。
・面接担当者の自宅
・求職者の自宅
・個室型の飲食店、居酒屋、バー等
・カラオケ店、ホテルその他採用面接の場所として不適切な場所
・深夜・早朝など、合理的な理由のない時間帯
・その他、第三者から見て採用活動として不適切と判断される場所・方法
やむを得ず通常と異なる場所・時間で実施する場合は、事前に本社総務部労務Gの承認を得るものとする。
6.面接の実施体制
採用面接は、可能な限り複数名の面接担当者で実施する。
1名で対応すると面接内容を客観的に判断することが困難となるため、可能であれば2名で対応するのが望ましい。やむを得ず名で面接を実施する場合であっても、会社が指定した場所・時間・方法によって行い、密室性の高い環境を避けるものとする。
3名以上の大人数で1名の求職者を対応すると、求職者に対して威圧感を与えることにもなるため、不必要に大人数で対応しないようにする。
面接担当者は、応募者との身体的距離その他面接環境にも十分配慮し、不必要に身体に触れてはならない。
面接の流れは基本的に次の通りとする。
○ 面接開始前には、求職者に対して会社の説明・自身のポジション・面接の流れなどを簡潔に説明する。
○ 面接時には次の内容を必ず伝え了解を得る。
① 採用時の業務に必要なスキル (運転免許やPCスキル等作業に必要な資格)
② 勤務体制(勤務地(範囲)、就業時間、休日出勤や残業の有無等)
③ 採用時の給与体系(賃金、通勤交通費の取り扱い、試用期間等)
④ その他福利厚生制度等(有休制度、作業服等の貸与の有無等)
以上の伝達事項等を事前に書面で準備し、面接時に求職者に説明しながら手渡すと、採用後の認識のズレが生じにくくなる。
○ 面接終了後には、採否に関する連絡の日程や方法を明確に伝える。
7.求職者との連絡方法
求職者との連絡は、原則として会社が指定した電話、電子メール、採用管理システムその他会社が認めた方法により行う。
面接担当者個人の、私用メールアドレス、などの個人のメッセージアプリ等を使用して応募者と連絡することは禁止とする。
やむを得ず個人の携帯電話等を使用する場合であっても、連絡内容は採用活動に必要な事項に限定する。
8.私的な接触・勧誘の禁止
面接担当者その他採用活動に関与する従業員は、求職者に対して、採用活動上必要のない私的な接触を求めてはならない。
特に、次の行為を禁止する。
・私的な食事や飲酒への誘い
・デートその他私的な交際への誘い
・個人的な電話番号、メールアドレス、アカウント等の交換を求めること
・採用活動終了後も継続して私的な連絡を行うこと
・性的な関係を求め、又はこれをほのめかすこと
・採用・不採用、選考上の便宜等と引き換えに私的な関係を求めること
相手が明確に拒否していない場合であっても、採用する側と求職者との関係性を踏まえ、不適切な私的接触を行ってはならない。
9.飲食を伴う採用活動
求職者との飲酒を伴う懇親会、面談等は行わない。
採用活動上必要な交流会等を実施する場合は、総務部労務Gの承認を得たうえで、開催目的、場所、時間、参加者等をあらかじめ明確にする。
また、求職者に飲酒を勧め、又は参加を事実上強制するような言動を行ってはならない。
10.オンライン面接等
オンライン面接においても、対面による面接と同様に本ルールを適用する。
面接担当者は、会社が指定したオンライン会議システム等を使用し、業務上適切な場所から参加する。
オンライン面接終了後、会社が認めた連絡手段以外で応募者に個人的な連絡を行ってはならない。
オンライン面接時にその内容を録音・録画する場合は、面接開始前に求職者にその旨を伝え同意を得る。録音・録画したデータは本採用の選定時にのみ使用し、採用結果報告後は速やかに消去し漏洩を防ぐ。
11.求職者等に対するセクシュアルハラスメントの禁止
役員及び従業員は、応募者、インターンシップ参加者その他の求職者等に対し、性的な言動によって求職活動等を阻害する行為を行ってはならない。
セクシュアルハラスメントに該当するか否かについては、行為者本人の意図のみで判断するものではなく、言動の内容、状況、関係性その他の事情を踏まえて判断する。
同性に対する言動についても対象となり得ることに留意する。
12.相談窓口
当社は、応募者その他の求職者等から、採用活動におけるセクシュアルハラスメントその他の不適切な対応について相談を受け付けるため、相談窓口を設置する。
【相談窓口】
窓口担当者(一次担当):堀川社会保険労務士事務所
専用窓口:https://too-koo.com/harassment.html
電話:050-1197-2141 E-Mail:info@sr-horikawa.com
相談窓口については、求人票、採用ホームページ、面接案内その他適切な方法により応募者等に周知する。
13.相談者等の保護
相談者及び事実関係の確認に協力した者のプライバシーは、適切に保護する。
相談を行ったこと、事実関係の確認に協力したこと等を理由として、求職者を不採用とするなどの不利益な取扱いを行ってはならない。
また、事実確認に協力した従業員についても、解雇、降格その他の不利益な取扱いを行わない。
14.相談があった場合の対応
求職者等から相談・申告があった場合、総務部労務G責任者は、相談者の意向及びプライバシーに十分配慮したうえで、次の対応を行う。
1.相談内容の確認
2.関係者への聞き取り等による迅速かつ正確な事実確認
3.必要に応じた求職者・被害者への配慮
4.行為者に対する適切な措置
5.再発防止措置
6.必要に応じた採用選考体制の変更
相談対象となった者が採用選考に関与している場合は、必要に応じて当該者を選考から外すなど、公正な採用選考を確保するための措置を講ずる。
15.違反者への対応
本ルールに違反する行為が確認された場合、会社は、その行為の内容・程度等に応じ、就業規則その他の社内規程に基づき厳正に対処する。
管理職、役員その他採用に関して強い権限を有する者についても例外としない。
16.面接担当者の選任・教育
採用面接を担当する者は、原則として会社が指定した者とする。
会社は、面接担当者に対し、公正採用選考、求職者等に対するセクシュアルハラスメントの防止その他採用活動に必要な事項について、事前に教育・周知を行う。
面接担当者は、本ルールの内容を確認したうえで採用面接に臨むものとする。
17.その他のハラスメントへの対応
本ルールはセクシュアルハラスメントを中心として定めるものであるが、採用活動におけるパワーハラスメントに類する行為、妊娠・出産等に関する不適切な言動その他応募者の人格・尊厳を害する行為についても行ってはならない。
18.施行
本ルールは、2026年(令和8年)10月1日から施行する。
なお、法令・指針の改正その他必要がある場合は、適宜内容を見直すものとする。
制定:2026年10月1日 (Ver.1.0)
